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Windows

【2024年版】TPM非搭載のPCをWindows10から11にアップグレードする方法

2024年12月1日更新:本記事の手法でWindows10 22H2 ビルド19045.5131からアップグレード可能なことを確認しました。

TPM2.0非搭載、非対応のPCをWindows10から11 22H2へ無料でアップグレードする方法を解説します

古いPCでもOK!プログラミング不要で、ほとんどが待つだけの作業です!

22H2へのアップグレードは現在でも可能

Windows11 24H2へのアップグレードはMicrosoftに対策されてしまったようです。

しかし、22H2へのアップグレードは可能なので、22H2のWindows11 ビルドを使ったアップグレードは可能です。

この記事ではその方法をご紹介します。

なお、Windows11 22H2のサポート期限は

https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/windows-11-enterprise-and-education

24H2へのアップグレードは現時点では不可能な模様

先に述べましたが、この記事の手法がWindows11 24H2では対策されています。

「セットアップで重大なエラーが発生しました。エラーコード0x800700C1 - 0x40008」が表示されてしまいます。

「セットアップで重大なエラーが発生しました。エラーコード0x800700C1 - 0x40008」

24H2では非公式ツールも使えない

以下を試してみたのですが、24H2にはアップグレードできませんでした。

  1. Windows Update経由の24H2アップグレード→失敗
  2. Windows Insider登録してからのアップグレード→失敗
  3. Flyby11 0.16を使ったアップグレード→失敗
  4. Windows11 Upgradeツール(非公式)を使ったアップグレード→失敗

Windows11 Upgradeツール→https://github.com/coofcookie/Windows11Upgrade

Flyby11の画面

Flyby11→https://github.com/builtbybel/Flyby11

したがって、現時点ではWindows11非対応のPCを24H2にアップグレードすることはできません。

そう遠くないうちに海外の有志が24H2対応のアップグレードツールを開発すると思うので、それが出来上がるまで待つしかなさそうです。

作業の流れ

流れは以下の通りで、

  1. UUP DumpからWindows11 22H2の構成ファイルをダウンロード
  2. ダウンロードしたスクリプトを実行してWindows11 22H2のISOを作成
  3. ISOを展開
  4. ISO内のappraiserres.dllの中身をメモ帳などで編集する
  5. Windows11セットアップを実行してアップグレード

ほとんどが待つだけの作業です。

UUP DumpからWindows11 22H2の構成ファイルをダウンロード

UUP DumpというサイトからWindows11の構成ファイルをダウンロードします。

ビルドは、22H2ならなんでもいいです。今回はビルド22631.2361を、言語日本語、エディションはProでダウンロードします。

以下のURLをクリックすることでジャンプ可能です。

https://uupdump.net/download.php?id=c73b58aa-a549-4dcf-a66d-ec9c87cf99a1&pack=ja-jp&edition=professional

「ダウンロードパッケージを作成」をクリックします。

ダウンロードしたフォルダを展開(解凍)して、「uup_download_windows」のコマンドスクリプトを実行します。

Windows Defenderにブロックされます。「詳細情報」をクリックして

実行をクリックします。

Windows11のISOファイル作成が始まります。まずは実行していいか聞かれるので「R」を入力してエンターキーを押しましょう。

ここからはFinished.が表示されるまで待つだけです。パソコンの処理性能次第ですが、早ければ10分、かかっても1時間かと思います。

ISOファイルが作成されているはずです。7-Zipを使って展開します。

7-Zipのダウンロードはこちらから可能です。

https://7-zip.opensource.jp/download.html

7-zipを使ってISOファイルを展開

「sources」フォルダ内にある「appraiserres.dll」をどこかにコピー(バックアップ)してから、メモ帳かワードパッドで開きます。

「appraiserres.dll」の中身を空にして上書き保存します。

「appraiserres.dll」の中身を空にして上書き保存
削除します

作成されたISOファイルの中にある「setup」を管理者として実行」をクリックして、Windows11のセットアップを進めます。

ユーザーアカウント制御で「はい」をクリックします。

ユーザーアカウント制御画面

Windows11セットアップが起動します。

ここからは、「次へ」など進めるボタンをクリックしていけばOKです。

Windows11セットアップ画面
Windows11セットアップ 利用規約同意画面
Windows11セットアップ インストール準備完了画面

メディアの作成等色々処理がされ時間がかかるので、PCは放置で問題ありません。

Windows11のインストール中、パソコンは何回か再起動します。気長に待ちます。

Windows11インストール中の画面
Windows11インストール中の画面
Windows11インストール中の画面

アップグレードが完了し、Windows10からWindows11 22H2 ビルド22621.1になりました。

Windows11 22H2 ビルド22621.1

うまくいった人はこの記事のコメント欄で報告と環境を教えてもらえるとありがたいです!

10日以内ならWindows10に戻せます

問題発生した場合は、10日以内であればWindows10に戻すことが可能です。

設定を開いて、システム→回復→復元と進むだけで簡単にでき、データはそのまま残ります。

Windows10復元画面

24H2はもう少し待つ必要あり

24H2へのアップグレードは対策されていますが、海外の有志がバイパスツールを開発していると思われます。

なにか進展があったら、更新します。




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