DEATH NOTE最終回のトリックを解説。なぜライトは敗北したのか?

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「DEATH NOTE」のクライマックスは、「結局、何が起きて夜神月(ライト、以下ライト)は負けたの?」と混乱してしまいがちですよね。

物語のラスト、YB倉庫での決戦でライトが最後に追い詰められた理由は、一言で言えば「偽物のさらに上をいく、完璧な偽造」による逆転劇でした。

今回は、「最終決戦のトリック」を3つのステップで解説したいと思います。

目次

ステップ1 ライトが仕掛けた「二重の罠」

まず、ライトはニアをハメるために高度な心理戦を仕掛けていました。

偽物(工作用)→魅上が毎日持ち歩き、捜査員(ジェバンニ)にあえて「すり替えさせた」もの。

本物(トドメ用)→ 銀行の貸金庫に隠し、最終決戦の日まで誰も触れないはずだったもの。

ライトのシナリオはニアに「偽物のノートをすり替えた」と思い込ませて安心させ、決戦当日に「銀行から持ってきた本物」で全員を殺すというものでした。

ステップ2 メロの暴走が招いた「計画のズレ」

ところが、ライトの計算を狂わせる「イレギュラー」が発生します。それがメロによる高田清美の誘拐です。

窮地に陥った高田を救うため、魅上が独断で動く。

普段は慎重な魅上が、隠していた「本物のノート」を出すために銀行へ向かってしまった。

これを尾行していたジェバンニが目撃し、ニアは「別に本物のノートが存在すること」に気づいたのです。

もしメロの行動がなければ、ニアは偽物をつかまされたまま敗北していました。

ステップ3 ジェバンニの「一晩の神業」

ここが物語最大の逆転ポイント。

本物の存在を知ったニアは、ジェバンニに「一晩」で本物のノートを丸ごと複製させました。

ジェバンニは驚異的な集中力で、以下のすべてを完璧に模写しました。

  • これまでに書かれた数千人分の名前
  • 筆跡、筆圧
  • 紙の汚れや使用感

これにより、銀行にある「本物」は、「ジェバンニ製の完璧な偽物」へとすり替えられました。

結末、勝敗を分けたのは「2冊目」の存在

最終決戦(YB倉庫)で、魅上が「本物」だと信じて名前を書いたノート。それは、実はジェバンニが作った偽物でした。

結果 名前を書かれた全員が生存します。

ノートにライトの名前だけがなかったことで、ライト=キラであることが確定しライトは敗北しました。

図解

最後のトリックの図解

結論

ライトは「ニアが1冊目のノート(偽物)をすり替える」と読んで対策していましたが、ニア(とジェバンニ)は、隠されていた2冊目(本物)までも一晩で完璧にすり替えていた、というわけです。

メロの命をかけた行動と、ジェバンニの人間離れした技で、ライトの野望は潰えました。

「ニアは最初から本物を見抜いていたわけではなく、メロの行動によってようやく本物に辿り着いた」という点が、この結末のポイントです。

ここまで読んだ人は感じたかもしれませんが、一番すごいのはジェバンニです。

「ジェバンニ最強説」がありますが、私もそう思います。

物語を完結させるには、作者はジェバンニという最終兵器を作るしかなかったのかもしれません。

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