.NET Framework3.5のダウンロードが進まない
カルテ・介護ソフトのワイズマンASPのバージョンアップがいつまで経っても終わらないトラブルに見舞われたのですが、
原因はMicrosoft .NET Framework3.5のダウンロードエラーでした。
具体的には、「必要なファイルをダウンロードしています」から進みません。
今回は.NET Framework3.5のダウンロードがうまくいかないときの対処法を解説します。
.NET Framework 3.5は手動インストールが必要
まず、.NET Framework3.5は、Windows10 / 11では自分でインストールしないと使うことができません。
インストール手順は、別記事で解説しているのでご一読ください。
記事の通り進めてもダウンロードできない場合はこれから紹介する操作をお試しください。
ダウンロード設定を変更してみる
コンポーネントのダウンロードに関するグループポリシー設定を編集することで、.NET Framework3.5のダウンロードが正常にできるようになる場合があります。
次の2つの変更が必要となります。
・ オプションコンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する → 有効
・ インターネット上のWindows Updateに接続しない → 無効
Windows11 24H2 Proの環境で解説します。
オプションコンポーネントのインストール&コンポーネントの修復の設定を有効にする
グループポリシーエディターを起動します。
左側のツリーを[コンピューターの構成] → [管理用テンプレート] → [システム]の順に展開し、
[オプションコンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する] をダブルクリックします。
「有効」を選択し、[Windows Server Update Services (WSUS)の代わりに、Windows Update から修復コンテンツとオプションの機能を直接ダウンロードする]にチェックを入れ、[適用]→[OK]をクリックします。
インターネット上のWindows Update接続に関する設定を変更する
先ほどど同じようにグループポリシーエディターを起動します。
[コンピューターの構成] → [管理用テンプレート] → [Windows コンポーネント]→ [Windows Update]→ [Windows Sever Update Serviceから提供される更新プログラムの管理]の順に展開し、
[インターネット上のWindows Updateに接続しない]をダブルクリックします。
「無効」を選択し、「OK」を押下します。