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Windows11 | 使いにくい右クリックメニューを以前の仕様に戻す

2025-04-16

Windows11では右クリックメニューが大幅に変更

Windows11では、右クリックメニュー(コンテキストメニュー)がこのように大幅に変更されました。

基本的な操作は新しい右クリックメニューでもできるものの拡張性に乏しく、一部のユーザーにとっては不評です。

設定で従来の右クリックメニューに戻すオプションが用意されていないので、従来のメニューを起動するには[その他のオプションを確認]をクリックしないといけません。

いちいちこんな操作をするのは面倒です。

従来の右クリックメニューを多用する人のために、一発で右クリックメニューを起動させる方法を紹介します。

一発で従来のメニューを開く方法が紹介されていたので、解説します。

コマンド操作でも、実体はレジストリをいじる操作です。自己責任で行ってください。

解説環境はWindows11 24H2です

コマンド操作で従来の右クリックメニューに戻す手順

スタートボタンをクリックして、スタートメニューからコマンドプロンプトを検索します

[cmd]と入力して出てくるコマンドプロンプトを管理者として実行します。

ユーザーアカウント制御画面で[はい]をクリックします。

以下のコマンドを入力してEnterキーを押します

reg add "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32" /f /ve

[この操作を正しく終了しました]と表示されればOKです。

Windowsを再起動します。※タスクマネージャーからエクスプローラーの再起動でもOKです。

再起動後は、従来の右クリックメニューが一発で開くようになります。

レジストリエディターを使用して従来の右クリックメニューに戻す方法

スタートメニューで「レジストリ」と入力すると「レジストリエディター」が候補として出てくるので、「管理者として実行」をクリックします。

ユーザーアカウント制御画面で「はい」をクリックします。

レジストリエディターが起動したら"コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\CLASSES\CLSID\"をアドレスバーにコピー&ペーストします。

新規のキー{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}を作成します。

{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}の何もないエリアを右クリックして新規→キーと進み"InprocServer32"を作成します。

作成した"InprocServer32"の中の(既定)をダブルクリックし、値のデータが空白であることを確認してOKを押します。

レジストリエディターを終了して、一度PCを再起動します。

これで、従来の右クリックメニューが一発で開くようになります。

まとめ

レジストリをいじるのはリスクがあるうえに手間なので、Microsoftが今後のアップデートで簡単に従来の右クリックメニューに戻せるよう改善してくれることを期待します。

  • B!

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SMB1.0は、Windows10バージョン1709以降とWindows11でデフォルトで無効化されています。現在のWindowsは、デフォルトで無効になっているというだけです。設定を変えればSMB1.0を有効にすることは可能です。