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【個人もOK】Windows10のサポート延長は有償だが可能

2024-12-05

個人もESUを購入できるように

Windows10のサポート期限は2025年10月14日ですが、お金を払えば拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を受け取れるようになり、最大3年間セキュリティアップデートを受け取ることが可能になります。

これまでESUを購入できるのは企業法人だけでしたが、Windows10のESUは個人でも購入可能になります。

製品延長サポート/ESU 開始日の終了日ESU (1 年) 終了日ESU (2 年) 終了日ESU (3 年) 終了日セキュリティ ゾーンの種類
Windows Embedded POSReady 72021 年 10 月 12 日2022 年 10 月 11 日2023 年 10 月 10 日2024 年 10 月 8 日クリティカル、重要
SQL Server 20122022 年 7 月 12 日2023 年 7 月 11 日2024 年 7 月 9 日2025 年 7 月 8 日クリティカル
Windows Server 2012/R22023 年 10 月 10 日2024 年 10 月 8 日2025 年 10 月 14 日2026 年 10 月 13 日クリティカル、重要
SQL Server 20142024 年 7 月 9 日2025 年 7 月 8 日2026 年 7 月 14 日2027 年 7 月 12 日緊急
Windows 10***2025 年 11 月 11 日2026 年 10 月 13 日2027 年 10 月 12 日2028 年 10 月 10 日クリティカル、重要

参考:ライフサイクルに関する FAQ - 拡張セキュリティ更新プログラム

https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/faq/extended-security-updates

ESUの価格

Microsoftの仮想化ソリューションであるWindows365のクラウドPCには、無償で提供されます。

一方、オンプレミス(=ローカル、普通のパソコン)は追加費用がかかります。

個人向けESUは1年あたり30ドル

企業法人向けESUは1年目が61ドル、2年目が122ドル、3年目が244ドルです。

かなり高くつきます。244ドルは記事公開時のレートだと日本円で約35,000円です。

Windows11 Proライセンスを購入するより高くつきます。

1年目を購入しないと2年目のライセンスは購入できません。

したがって、3年間でトータル6万円を超えます。

OfficeのESUは無いので注意

Windows10のサポート終了と同時期にOffice 2016/2019もサポート終了します(2025年10月14日)

参考:Windows 10, Office 2016 & Office 2019 サポート終了のお知らせ

Officeに対してはESUの提供は無いので、2024を購入するかMicrosoft 365を契約するしかなさそうです。

  • B!

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