一部のWindows環境で「Internet Information Services / インターネットインフォメーションサービス」が正常に動作しなくなる不具合が発生しています。Microsoftが10月16日(現地時間)明らかにしました。
影響を受けるプラットフォーム
本不具合の発生報告がされているのは、9月29日以降にリリースされた更新プログラムを適用した以下のOSですが、
- Windows11 25H2
- Windows11 24H2
- Windows Server 2025
実際に発生するかどうかはデバイスの条件に依存します。必ず発生するわけではありません。
不具合の概要
この不具合は、
HTTP.sysに依存するサーバー側アプリケーションでインカミング接続に関する問題が発生し、その結果、「Internet Information Services」IIS Webサイトの読み込みに失敗し、「接続リセット – エラー(ERR_CONNECTION_RESET)」などのエラーが表示される
というもので、これは、IISのlocalhost(http://localhost/)でホストされているWebサイトにも影響します。
Microsoftは、今後のWindows Updateで修正することを予定です。
回避策
Microsoftは、本不具合が発生しているユーザーに対して、以下の手順を行うことを案内しています。
①Windows Update設定画面を開く
②「更新プログラムのチェック」をクリックし、更新プログラムがあればインストール
③デバイスを再起動する(更新プログラムがインストールされない場合も必ず再起動してください)
Microsoftは「KIR」(Known Issue Rollback)で、暫定的な対処を行っています。したがって、一般的な環境であればユーザーは何もしなくてOKです。
職場や学校で管理されているデバイスの場合、以下のグループポリシーを適用することで本不具合を解決可能です。
関連リンク
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Localhost not working anymore after 2025-10 cumulative update Windows 11 | Microsoft Learn
Windows 11 updates break localhost (127.0.0.1) HTTP/2 connections | Bleeping Computer
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