
不具合概要
2025年10月15日(日本時間)以降にリリースされたWindows更新プログラムをインストールすると、一部の環境において、PCの再起動後にBitLocker回復画面が表示される不具合が報告されています。

BitLocker回復キーを入力しないとWindowsが正常に起動できない、やばい不具合です。
この不具合の影響を受けるプラットフォーム
影響を受ける環境は以下。
- Windows 11バージョン25H2 (KB5066835)
- Windows 11バージョン24H2 (KB5066835)
- Windows 10バージョン22H2 (KB5066791)
原因
現在、Microsoftはこの不具合を調査中とのことですが、
「Connected Standby(別名:Modern Standby)」機能をサポートするIntel PCに主な影響があるそうです。
影響の確認方法
Connected Standbyに対応しているか否かはコマンド「powercfg /a」で確認可能です。
コマンドの実行後に「スタンバイ (S0 低電力アイドル)」をサポートしていると表示された場合、そのPCはConnected Standbyをサポートしており不具合の影響を受けやすいとされています。
BitLockerが有効になっているか否かは、設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」→「デバイスの暗号化」から確認可能です。
「デバイスの暗号化」が有効になっている場合はドライブの1つ以上が暗号化されている可能性があり、その詳細は「BitLockerドライブ暗号化」から確認可能です。
この不具合は回復キーをバックアップしておくことで回避することができます。
回復キーを保存しておけばデータを失うリスクはありません。
ただしBitLockerの有効/無効を切り替えると回復キーが変更されるので注意!
対処方法
現在、Microsoftは問題の調査と解決に取り組んでいます。
回復キーの取得方法
回復キーの取得方法は複数あり、詳細は「BitLocker 回復キーを見つける – Microsoft サポート」から確認することができます。
また、Microsoftアカウントに自動で保存されている可能性があり、バックアップを取っていなかった場合には別のPCから「BitLocker回復キー」にアクセスして確認することが可能です。
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