
God Modeとは
Windows 11では、設定項目が「設定」アプリと「コントロールパネル」に分散しており、全てのオプションにアクセスするのは容易ではない。こうした煩雑さを解消する手段として、「God Mode(ゴッドモード)」と呼ばれる特殊なフォルダーを利用する方法がある。
このGod Modeを設定することで、バックアップと復元、カラー管理、デバイスとプリンター、簡単操作、ファイル履歴、マウス、電源オプション、プログラムと機能、セキュリティとメンテナンス、音声認識、トラブルシューティング、ユーザーアカウントなど、「Windows」の主要な設定項目を一画面で確認できるようになる。
God Modeは、Windowsの詳細設定を管理・調整したい上級ユーザーや開発者にとって特に有用であるが、全てのコマンドを一括で確認したい一般ユーザーにも便利な機能である。Microsoftがスタートメニューから「コントロールパネル」へのショートカットを廃止した現在、God Modeはその代替手段として、コントロールパネルの主要機能やアプレットに迅速にアクセスする方法となっている。
ここでは、Windows 11でのGod Modeの設定手順について解説する。
手順
1. アカウントを確認する
God Modeを設定するには、管理者権限を持つアカウントでWindows 11にサインインしている必要がある。
通常、自分のアカウントにはその権限が付与されています。
自分のアカウントが管理者かどうかは、「設定」>「アカウント」から確認可能です。
2. 新しいフォルダーを作成する
次に、デスクトップ上の空白部分を右クリックし、表示されたメニューから「新規作成」→「フォルダー」を選択します

3. フォルダーの名前を変更する
作成されたフォルダーを右クリックして名前を変更し、以下の文字列を入力
GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}

入力後、Enterキーを押すと、フォルダーのアイコンが変化

4. God Modeウィンドウを起動する
このアイコンをダブルクリックすると、God Modeのウィンドウが開き、全ての設定項目が一覧表示

各コマンドはコントロールパネルのアプレットごとに分類されており、バックアップと復元、デバイスとプリンター、ファイル履歴、マウス、プログラムと機能、セキュリティとメンテナンス、トラブルシューティング、ユーザーアカウントなどのカテゴリーを閲覧できる。
5. コマンドを検索する
また、God Modeウィンドウ内の検索フィールドにキーワードを入力することで、目的のコマンドやアプレットを素早く探すことも可能である。
God Modeのアイコンは通常、名前が表示されず、画像も変更できないが、これをカスタマイズする方法も存在する。
新規作成時に「フォルダー」ではなく「ショートカット」を選び、「項目の場所を入力してください」というフィールドに以下の文字列を入力します
explorer shell:::{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}
入力後、「次へ」をクリックしてからショートカットに名前を付けることで、
作成されたショートカットを右クリックして「プロパティ」を開き、「アイコンの変更」ボタンをクリックすれば、explorer.exeファイル内の別のアイコンを選択することができます。
コメント