2025年10月末に配信されたWindows 11のプレビュー更新プログラム「KB5067036」適用後、一部ユーザーから「タスクマネージャーが終了してもバックグラウンドで残り続ける」という不具合が報告されていました。
数個のタスクマネージャープロセスが同時に動作しても通常は問題はありませんが、大量のプロセスが気がつかないうちに実行されることになると、デバイスのパフォーマンス低下が発生する可能性もあることが懸念されていました。
Microsoftはこの不具合を認識しており、2025年11月のセキュリティ更新プログラム「KB5068861」で修正を行っています。リリースノートには以下のような情報が含まれています。
[システムユーティリティ(既知の問題)] 修正済み:この更新プログラムでは、タスクマネージャーを「閉じる」ボタンで終了してもプロセスが完全に終了せず、バックグラウンドに残ってしまう問題に対処しました。この問題は、KB5067036をインストールした後に発生する可能性があります。
なお、11月の更新プログラムを適用できない場合、以下の手順で回避することができます。
タスクマネージャーでtaskmgr.exeを選択し「タスクの終了」を実行する。
管理者権限のコマンドプロンプトで以下を実行。taskkill.exe /im taskmgr.exe /f
デバイスを再起動する。
KB5068861では他にもゲームやストレージなどに関連した複数の不具合が修正されています。先月のプレビュー更新プログラムをインストールしていた方は、できるだけ早期に月例更新プログラムKB5068861を適用したほうがよさそうです。
関連リンク(新規タブで開きます)
2025 年 11 月 11 日 — KB5068861 (OS ビルド 26200.7171 および 26100.7171) | Microsoft サポート
Microsoft fixes Windows Task Manager bug affecting performance | Bleeping Computer
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