2026年1月のWindows 11向けプレビューパッチ「KB5074105」が公開されました。対象バージョンは Windows 11 24H2 および 25H2 です。
本プログラムは「プレビュー版(オプション更新)」のため、脆弱性対策は含まれません。無理に導入しなくてもセキュリティ上のリスクはありません。
新機能をいち早く試したい方や、現在発生している不具合を解消したい方向けの更新です。
また、プレビューアップデートは動作が不安定になる可能性がゼロではないため、安定性を重視する環境では来月の定例更新を待つのも手です。
新機能・改善(段階的ロールアウト)
以下の機能は、アップデート適用後に順次利用可能になります。
スマホとの連携(クロスデバイスレジューム)が強化されました。Androidスマホで行っていた作業を、そのままPCで引き継げるようになりました。
Spotifyの再生再開、Office系アプリ(Word/Excel等)の編集続行、ブラウザの閲覧セッションの同期ができます、HONOR、OPPO、Samsung、Vivo、Xiaomiのユーザー。PCにMicrosoft 365アプリがあれば直接起動し、なければWeb版で開きます。
スマートアプリコントロールの利便性向上
これまで一度オフにすると「Windowsのクリーンインストール」が必要だったスマートアプリコントロールが、設定から簡単にオン/オフを切り替えられるようになりました。
設定場所: Windows セキュリティ > アプリとブラウザー コントロール
音声アクセス・ナレーターが進化しました。コマンド実行までの待機時間を調整可能にゆっくり話す人でも、早口の人でも認識精度が上がります。
ナレーターで、画面上のコントロールの読み上げ設定がより細かく制御できるようになりました。
重要な不具合修正とシステム変更
Windows Hello(生体認証)の拡張
「強化されたサインインセキュリティ(ESS)」が、外付けの指紋リーダーにも対応。指紋センサーがないデスクトップPCなどでも、対応デバイスを繋げばより安全なログインが可能です。
Windows MIDI Servicesの刷新
MIDI 1.0/2.0のサポートが強化され、パフォーマンスが向上しました。特に音楽制作(DTM)環境での安定性が期待できます。
※フル機能を使うための「MIDI設定アプリ」などはGitHub等で公開されていますが、現時点では署名未設定のため、警告が出る場合がある点に注意が必要です。
ブルースクリーン(BSoD)エラーの修正
特定のGPU環境で発生していた「KERNEL_SECURITY_CHECK_FAILURE」や、iSCSIブート失敗によるエラーを修正。
エクスプローラー: ファイル名の変更や移動時にアイコンが勝手に動く問題や、起動時にタスクバーが表示されない不具合を修正。
セキュアブート: 署名データベースが更新され、2023年署名の証明書へ移行されます。
法人向けPCで発生中の「起動不可エラー」への対応も
一部の商用・業務用PCで、更新プログラムのロールバック後にWindowsが起動できなくなる不具合(UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME)が発生していました。
今回の対応: KB5074105を適用することで、今後この「起動不能な状態」に陥るのを防ぐ対策が盛り込まれました。
注意点: すでに起動できなくなっているPCを直すものではありません。また、なぜこの不具合が発生するのかの根本原因は現在もMicrosoftが調査中です
不具合が心配な場合は、念のためシステムの復元ポイントを作成してから実行することをおすすめします。
関連リンク
2026 年 1 月 29 日 — KB5074105 (OS ビルド 26200.7705 および 26100.7705) プレビュー | Microsoftサポート
コメント