Microsoftが「エクスプローラー」の起動速度向上を目指し、バックグラウンドでプリロードする仕組みを検討しているようです。
米国時間11月21日にDev/Betaチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26220.7271(KB5070307)のリリースノートで言及されています。
プリロード(preloading)とは、起動する前にあらかじめメモリに読み込んでおき、必要になったらすぐに表示できるようにする高速化技術です。さまざまなアプリで採用されていますが、「エクスプローラー」にはまだ採用されていなかったようで、導入されれば一定の効果が見込めるでしょう。
なお、この機能は[フォルダー オプション]ダイアログの[表示]タブで無効化できるとのこと。編集部ではまだ確認できませんでしたが、段階的に展開されるものと思われます。
そのほかにも、本ビルドでは右クリックメニュー(コンテキストメニュー)の整理が行われているとのこと。利用頻度の低いコマンドの占めるスペースを削減し、類似タスクをグループ化することで、ユーザービリティの改善を図るようです。
ユーザー側ができる設定
Windows 11のファイルエクスプローラーを高速化できる2つの方法を紹介します。
①「設定 > アクセシビリティ > 視覚効果」で「透明効果」「アニメーション効果」をオフにする
ファイルエクスプローラーの「オプション > 全般」でエクスプローラーを開くを「ホーム」から「PC」に変更する
関連リンク(新規タブで開きます)
Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26220.7271 (Dev & Beta Channels) – Microsoft Blog
Slow File Explorer Fixed (I hope) – Windows Eleven Forum
Windows 11’s updated File Explorer remains painfully slow despite using twice as much RAM – TECHSPOT

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