Windows 11の更新プログラム「KB5074105」インストール環境において、ストレージ設定の仕様変更と、それに伴う不具合が報告されています。
今回のアップデートでは、「ストレージ設定」を開く際に管理者権限(UACプロンプト)が必要になりました。
Microsoftはこの変更を「セキュリティ強化のための意図的なもの」としていますが
一方で「一時ファイルの一部が削除できなくなる」という新たな問題も浮上しています。
ストレージ設定へのアクセスに「管理者権限」が必要に
Windows 11 KB5074105を適用すると、「設定 > システム > ストレージ」を開こうとした際、ユーザーアカウント制御(UAC)の確認画面が表示されるようになります。
変更の理由
Microsoftのサポートドキュメントによると、この変更の目的はセキュリティの強化です。
①データの保護
標準ユーザーや悪意のあるプロセスが、重要なシステムファイルを誤って削除するリスクを軽減します。
②アクセス制限
許可された管理者のみがシステムにアクセスできるようにすることで、デバイスの安全性を高めます。
【不具合】一時ファイルのクリーンアップが機能しない?
多くのアカウントで「一時ファイルの削除機能が正しく動作しない」という問題が確認されしています。
発生している現象
通常であれば「一時ファイル」の項目には、過去のWindows Updateファイルなどの不要なデータが表示されます。しかし、KB5074105適用後、以下の症状が確認されています
①項目の消失:→「Windows Updateのクリーンアップ」など、管理者権限が必要な一部の削除項目がリストに表示されなくなる。
②スキャンの失敗→管理者として実行しているにもかかわらず、システムが標準ユーザー権限の範囲内でしかファイルをスキャンできていない可能性がある。
回避策
従来の「ディスククリーンアップ」を使用する
設定アプリ内の「一時ファイル」からは消えてしまった項目も、従来の「ディスククリーンアップ」ツール(cleanmgr.exe)を使用すれば、引き続き「Windows Updateのクリーンアップ」を実行できることが確認されています。
KB5074105に含まれるその他の修正と新機能
このアップデートはオプション(プレビュー)扱いですが、バグへの対応も含まれています。
①GPUの不具合修正→2026年1月のパッチで発生していた、Nvidia製GPU搭載PCでのブラックスクリーン問題が解消。
②スタートメニューの修正→スタートメニューに関連する不具合が改善されました。
③Android連携→Androidスマホで聴いていたSpotifyの曲や、編集中のMicrosoft 365ドキュメントをPCのタスクバーからすぐに再開できる機能が追加(Samsung, Xiaomi, OPPO, Honorなどが対応)。
④スマートアプリコントロール (SAC) の改善→OSのクリーンインストールなしで設定を切り替えられるよう変更が進められています(※段階的なロールアウトのため、まだ利用できない環境もあります)。
まとめ
「KB5074105」をインストールしてから「一時ファイルからWindows Updateの残骸が消せない」とお困りの場合は、修正されるまでの間、従来の「ディスククリーンアップ」ツールをお使いください。
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