
さよならSkype
Microsoftが、Skypeを2025年5月5日にサービス終了すると発表しました。
The next chapter: Moving from Skype to Microsoft Teams | Microsoft 365 Blog
約21年の歴史に幕が下りることになります。
正直、個人的にはいつ終了してもおかしくないと思っていました。
コロナ禍でMicrosoftはTeamsに注力していたし、この手のコミュニケーションツールは他にもZoom、Google Meet(Chat)、Slack、Discordなど競合が多いです
わざわざSkypeを選ぶ理由はなくなり、目立った新機能追加がしばらくなかったのでなんとなく嫌な予感はありましたが、実際にアナウンスされ現実になると寂しいですね。
Skype掲示板でのエロイプ
日本には「エロイプ」というネットスラングがありますが、このスラングはSkype発祥です。
当初はSkypeを使たエロ通話という意味で「エロイプ」と呼ばれていましたが、現在はSkype関係なく とにかくエッチな通話であればエロイプと表現されているようです。
Skypeならいくらでも無料で長電話できるし、ビデオ通話できます。
当然、エロイプ時もお金は発生しません。
まだLINEなんてなかった時代、Skypeは非常に革新的なツールだったのです。
ネットには古くからSkypeの連絡先を交換できる掲示板が存在し、通話相手を探している人が多く集まります。
実は私も、一時期そこで通話相手を探していました。エロイプじゃなく普通の通話です。
ですが、普通の通話で話が弾んで継続的な通話関係になると半恋人みたいになり、寝る前の通話でお互いそういう気分になり...というのはありました。
掲示板の子と実際に会ったこともあります。
掲示板をある程度使ってわかったのは、「エロイプは引き出すもの」だということです。通話中に女性の方からしようとしてくることがある。
募集している女性の多くは「普通の通話、普通の男性」を求めています。
性欲むき出しで通話早々股間をいじる猿のような男は相手にされません。即通話を切られてブロックされて終わりです。
「エロイプしたいなら、女性の心を開かせろ」
これが、Skypeから私が得た(すごくどうでもいい)学びです。Skypeは私の人生を変えてくれました。
Skypeの歴史をざっくり振り返る
2003年 ニコラス・センストロムとヤヌス・フリスによりSkype社設立
2004年7月27日 Skype1.0正式リリース
2004年10月27日 オンラインのユーザー数が初めて100万人を超える
2005年10月 eBayがSkypeを買収
2005年10月18日 オンラインのユーザー数が初めて瞬間的に1000万人を超える
2009年3月30日 Skype for iPhone 1.0 (ver.1.0.0.63) が正式リリース
2010年8月2日 Skype for iPad 1.0 (ver.1.0.1273) が正式リリース。
2010年10月5日 Skype for Android 1.0がAndroid Marketを通じて正式リリース。Android 2.1以降を搭載した端末に対応
2011年にMicrosoftがSkype社を買収
2013年4月3日 1日20億分の通話を達成
2025年5月 サービス終了予定(Teamsへの移行)
Teamsへの移行
Skypeユーザーは無料版Teamsに移行することになりますが、その際Teamsのアカウントを新規作成する必要はありません。
既存アカウントで直接ログインできるようになります。
機能面の心配は不要です。Skypeと同じことがTeamsでもほぼ可能(むしろTeamsのほうが多機能)です。
Teamsへの移行は段階的に行なわれていきます。
まずはTeams InsiderとSkype Insiderプログラムのメンバーを対象に、Skypeアカウントで無料版Teamsにログインできるようになり、これが順次ロールアウトされます。
Skypeアカウントで無料版Teamsにログインすると、チャットと連絡先は自動的に表示されるようになります。移行期間中、TeamsユーザーとSkypeユーザー同士で通話やチャットが可能です。
なお、Teamsに移行したくない場合は、チャットや連絡先、通話履歴を含むSkypeのデータをエクスポート可能です。