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Windows グループポリシーを使った制御 裏技のようなもの

Windows11 | TPM非搭載のPCでBitLockerを有効にする

2025-05-07

BitLockerのロゴ

BitLockerを使うには基本的にTPM(Trusted Platform Module)が必要ですが、TPM非搭載のPCで有効にしようとすると

このデバイスではトラステッドプラットフォームモジュールを使用できません。管理者が、OSボリュームの[スタートアップ時に追加の認証を要求する]ポリシーを[互換性のあるTPMが装備されていないBitLockerを許可する]オプションに設定する必要があります。

「このデバイスではTPMを使用できません」の画面

と表示されセットアップを進めることができませんが、

グループポリシーを変更することでTPMの非搭載のPCでもBitLockerを有効にすることが可能です。

その手順を紹介します。

手順

ローカルグループポリシーエディターを起動します。

[Win]+[R]のショートカットキーから[ファイル名を指定して実行]を開き、[gpedit.msc]と入力することで起動可能です。

ファイル名を指定して実行の画面

ローカルグループポリシーエディターを起動する方法はいくつか他にもあります。好きな方法でOKです。

[コンピューターの構成] – [管理用テンプレート] – [Windows コンポーネント] – [BitLocker ドライブ暗号化] – [オペレーティングシステムのドライブ] –と展開し、[スタートアップ時に追加の認証を要求する] を開きます。

ローカルグループポリシーエディターの画面

[未構成]→[有効]にし、[互換性のある TPM が装備されていない BitLocker を許可する] を有効にし、適用をクリックします。

[互換性のある TPM が装備されていない BitLocker を許可する]の画面

これで、TPM非搭載のPCでもBitLockerを有効にできます。

BitLockerのセットアップ画面

BitLockerのパスワードは絶対に忘れないようにしてください。忘れると暗号化を解除できずデータを取り出すことができなくなります。




  • この記事を書いた人

tatsuya

Apple好きの元引きこもりアラサーです。 パソコン修理屋時代相談の多かったトラブルシューティングやリクエストを、お金を払わず自己解決できる場にすべく運営しています。 Windows(Microsoft)の記事が多めです。 案件依頼はコンタクトフォームからお願いします。

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