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Windows11 24H2ではワードパッドが削除 約30年の歴史に幕

ワードパッド

Windows 11 24H2では、テキストエディタ「ワードパッド」が削除されました。

削除された理由は公表されていない(はず)ですが、ユーザーが少なかったのだと予想されます。

本当に簡単なメモをするならメモ帳を使えばいいし、しっかりと文書作成するならWordを使うし、ケチろうと思えばOffice OnlineでブラウザからWordを使うこともできます。

また、いまはOneNoteが無料で使えるのでワードパッドを選ぶ理由がほとんどありません。

ワードパッド削除は仕方ないと言えます。

そんなワードパッドですが、Windows95から搭載されてきているのでなんと約30年の歴史があります。

今回は、ワードパッドはどんなソフトだったのか、偲んでいきたいと思います。

ワードパッドとは?

ワードパッドは、1995年にリリースされたWindows 95からWindowsに標準搭載されている無料のテキストエディタです。 シンプルな操作画面で、直感的に文章を作成・編集できます。文字のフォントやサイズ、色などを変更したり、画像やオブジェクトを挿入したりすることも可能です。  

ワードパッドの基本的な機能

ワードパッドには、以下のような基本的な機能があります。  

  • 文字の書式設定: フォント、サイズ、色、太字、斜体、下線などを変更できます。
  • 段落の書式設定: インデント、行間、配置(左揃え、中央揃え、右揃え)などを設定できます。
  • 画像の挿入: 他のプログラムで作成した画像を挿入できます。
  • オブジェクトの挿入: 他のプログラムで作成した表や図形などのオブジェクトを挿入できます。
  • 印刷: 作成した文書を印刷できます。
  • 検索: 文書内の文字列を検索できます。
  • 切り取り/コピー/貼り付け: テキストやオブジェクトをクリップボードにコピーしたり、貼り付けたりできます。

ワードパッドとメモ帳の違い

メモ帳は、プレーンテキストを編集するためのシンプルなエディタです。

文字の書式設定や画像の挿入などはできません。

一方、ワードパッドは、メモ帳よりも高機能で、文字の書式設定、画像の挿入、オブジェクトの挿入などが可能です。

また、ワードパッドはリッチテキスト形式(RTF)やWordのDOCX形式に対応しており、メモ帳よりも表現力豊かな文書を作成できます。

項目メモ帳ワードパッド
文字の書式設定不可可能
画像の挿入不可可能
オブジェクトの挿入不可可能
対応形式TXTRTF, DOCX

ワードパッドとWordの違い

Wordは、Microsoft Officeに含まれる本格的なワープロソフトです。

ワードパッドよりも多くの機能を備えており、高度な文書作成が可能です。

ただし、Wordは有料ソフトであり、ワードパッドよりも動作が重くなります。

項目ワードパッドWord
価格無料有料
機能簡易的な機能高度な機能
処理速度高速低速
用途簡単な文書作成本格的な文書作成

ワードパッドに関するTipsや豆知識

Tip
縦書き@マーク付きのフォントを選択することで、縦書きで文書を作成できます。
表の挿入Excelなどで作成した表をコピーして貼り付けることができます。
挿絵の追加ペイントで作成した画像をワードパッドに挿入することができます。
ショートカットキーCtrl + S で文書を保存、Ctrl + P で文書を印刷できます。
メモ代わりにスクリーンショットを貼り付けて、注釈を加えることができます。

引っ越し先はOneNoteがいいかも

ワードパッドが消えて困っている人には、同じくMicrosoftが開発しているデジタルメモアプリOneNoteがおすすめです。

ワードパッドよりはるかに多機能で、もちろん無料で使えます。

ほぼなんでもメモ可能です。

WindowsだけでなくMacやiOS、Androidでも使用でき、Microsoftアカウントで同期が可能です。

「Wordは使いたくない(お金を払いたくない)、かといってメモ帳は機能が少なすぎる」と困っている人は、OneNoteを使ってみてください。




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