イフェクサーの副作用と、離脱症状について実体験を基に書きます。
ITブログが突然精神薬の記事を書くという統一感のなさ。
注意喚起の意味があるのと、ある程度需要がある情報と見込んでいるのでご容赦願いたい。
筆者は27歳男性で、双極性障害の診断を受けています。
現在(2024年9月)服用している薬は
- イフェクサー(ベンラファキシン)SR 75mg
- ラモトリギン(ラミクタール)200mg
- リボトリール 0.5mg
- ミルタザピン(リフレックス)15mg
寝つきが悪いときのためにデエビゴを飲むこともあります。
イフェクサーについて
まず、イフェクサーについて簡潔に説明します。
※勝手に覚えた素人知識なので、参考程度にしてください。
イフェクサーはベンラファキシンとも呼ばれる薬で、SNRIという分類の抗うつ薬になります。
薬機法における劇薬です。
セロトニンやノルアドレナリンの働きを調整する効果があり、低容量だと気持ちを落ち着かせるセロトニンが優位に働き、高容量だとやる気を増やすノルアドレナリンが優位に働く薬で、
量によって効き目が強くなるのではなく、効き方が変わるのが特徴です。
イフェクサーの離脱症状
先に離脱症状を書きます。
精神的にしんどい時期があって、本来毎日1個飲むイフェクサーを勝手に2個飲みました。
結果、次回診察日までの約10日分イフェクサーが無くなりました。
離脱してからの変化は、以下の通りです
翌日の離脱症状
特になし
2日目の離脱症状
軽いシャンビリ感とめまい、しびれが出る。とんでもない悪夢に苦しむ。寝るのが怖くなる
仕事と運転は辛うじてできる状態でした。
「シャンビリ感」は説明が難しいのですが、身体中に軽い電気ショックが走る感覚です。
同時に、脳にキーンという衝撃がきます。
かき氷を一気に食べると脳がキーンとしますよね、あれが短くなってランダムにやってくる感覚、とも言えるかもしれません
予測できないのが嫌なところで、スマホで文字入力をするとき、パソコンのキーボードを打っているとき、歩いているときなど何をしていても突然襲ってきます
悪夢もやばかったです。自分が見た悪夢エピソードは2つ。
①知人に、知らない学校の校舎に軟禁され、脱出を図ると銃殺される悪夢(事実上監禁)
②中学時代の友人らに否定・批判され続ける悪夢
まるで睡眠中は息の止まっているような、起きたら心臓バクバクの悪夢でした。
3~5日目の離脱症状
地獄。1日中強いシャンビリ感とめまい、痺れが出る。悪夢は出たり出なかったり
人によっては、救急車を呼んで入院したくなるレベルの辛さだと思います。
シャンビリ感等がピークを迎え、地獄がやってきます。
仕事がほぼできなくなり、寝たくても悪夢が恐怖で寝れなくなります。
まるで薬物中毒者が覚醒剤を探し求めるかのように、薬(イフェクサー)が部屋のどこかに落ちていないか探したりしました。
6~9日目の離脱症状
シャンビリ感等が多少軽くなる。攻撃性が少し増す。涙もろくなる。
シャンビリ感が弱くなってきます。
仕事と運転ができ、悪夢も無くなりました。
このあたりからなんとか乗り越えられそうな希望が見えてきますが、いつも以上に自己批判的になったのを覚えています。
ネガティブ思考が増し やや感情的になります。
感情的といっても、外部に実力行使して発散したくなるようなものではなく、心の中で火がつき燃えているような感じです。
自分は父親が嫌いで、たまにやり取りはするものの尊敬も感謝もしていません
父には叩かれ怒鳴られ蹴られて育てられ、今の自分にとってどうでもいい人だからです。
20歳を超えてからは、父とは「感情を出さずフラットに接する」ようにしていました。
コンビニ店員と接するときの感情に近いです。
この時期は、憎しみが強くなったのを覚えています。たとえば
「時間を虐待された瞬間に戻して、父に反撃すればよかった、別に殺してもよかったかな」
「親がキチガイだから子もキチガイになる」
「あんな父はさっさと死ねばいいのに」
挙げるとキリがないですが、とにかく憎しみと攻撃性が出ていました。
普通の自分は、さすがにここまで酷いことは思っていません。
以上が、私が体験したイフェクサー(ベンラファキシン)の離脱症状です。
ちなみに、この後は自力断薬成功...ではなく、診察してもらい飲むのを再開して、1日でほぼ戻りました。
注意喚起です。
精神薬は医師の判断による漸減が基本原則ですから、自己判断での減薬・断薬は絶対に止めましょう
身体的な苦しみだけでなく、精神的にも地獄がやってきます。
脳の神経に作用していじくる訳ですから、冷静に考えると精神薬はやばいものです
イフェクサーの副作用
執筆中