Officeを利用するには、プロダクトキーと呼ばれる固有のコードが必要です。
このプロダクトキーは、ソフトウェアのライセンス認証を行い、正規のユーザーであることを証明する役割を果たします。
この記事では、Microsoft Officeのプロダクトキーを調べる方法について、バージョン別に解説します。
プロダクトキーとは?なぜ重要?
Microsoft Officeのプロダクトキーは、25文字の英数字で構成されたコードです。
このキーは、ソフトウェアのライセンス認証に利用され、正規のOffice製品であることを証明します。
プロダクトキーがない場合は、Officeの機能がほとんど利用できません。
プロダクトキーは、Officeの所有権を証明するためのコードであり、Officeのインストール時に必要です。
プロダクトキーは、以下の場合に必要になります。
- Officeの再インストール
- 新しいパソコンへのOfficeのインストール
- ライセンス認証のトラブルシューティング
- Officeのバージョンやエディションの確認
永続版
永続ライセンス版Officeのプロダクトキーはパッケージやインストールメディアから確認可能
永続ライセンス版のOfficeでは、Officeを購入した際のパッケージやインストールメディアに、プロダクトキーが記載されています。
通常、プロダクトキーは、以下の写真のように製品キーカードやステッカーに印字されています。
Microsoft Officeのプロダクトキーを調べる方法
Microsoft Officeのプロダクトキーを調べる方法は、Officeのバージョンによって異なります。
Office 2019、2021などの永続ライセンス版
コマンドプロンプトまたはPowerShellでコマンドを実行することで、プロダクトキーを取得できます。
管理者権限でコマンドプロンプトまたはPowerShellを起動し
wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey
と入力し、Enterキーを押します。
サードパーティ製のツールを使用して確認する方法
サードパーティ製のプロダクトキー検索ツールを使用する方法もあります。
ただし、これらのツールは信頼できるソースからダウンロードする必要があり、使用には注意が必要です 悪意のあるソフトウェアが含まれている可能性や、個人情報が漏洩するリスクもあるため、信頼できるツールのみを使用するようにしましょう。
サブスクリプション版からプロダクトキーを確認する方法
OfficeをMicrosoftアカウントに関連付けている場合、アカウントページからプロダクトキーを確認できます。
Microsoftアカウントにサインインし、「サービスとサブスクリプション」ページにアクセスします。
Office製品を見つけ、「プロダクトキーの表示」を選択します。
プロダクトキーが見つからない場合
上記のいずれの方法でもプロダクトキーが見つからない場合は、以下の方法を試してみてください。
- 購入時のメールを確認する: Officeを購入した際に受信したメールに、プロダクトキーが記載されている場合があります。
- Microsoftサポートに問い合わせる: Microsoftサポートに連絡し、プロダクトキーの再発行を依頼する方法もあります。 その際、購入証明書などの情報が必要になる場合があります。
Microsoftサポートに連絡するには、以下の手順に従います。
- Microsoftサポートのウェブサイトにアクセスします。
- 「お問い合わせ」をクリックします。
- 画面の指示に従って、お問い合わせ内容を選択します。
- チャットまたは電話でサポート担当者と連絡を取ることができます。
まとめ
プロダクトキーは、Officeの利用に不可欠な情報です。
写真を撮っておくなりテキストでメモするなりして安全に保管し、必要なときにすぐに確認できるようにしておきましょう。
プロダクトキーを紛失した場合でも、再発行やMicrosoftサポートへの問い合わせなどをすることで復旧できる可能性があります。