
Windows10のPCで使っているThunderbirdのメールデータをWindows11の新PCにまるごと移行したので、同じ作業をしたい方のために手順を紹介します。
「ImportExportTools NG」など、Thunderbirdのデータ移行方法は他にもありますが、まるまる全部引っ越すなら「プロファイルフォルダを移動する」という古典的な方法が一番簡単です。
メールや添付ファイルはもちろん、パスワードを含めた環境設定やアドレス帳も、とにかく全て移行できます。
フォルダーを入れ替えるだけで作業自体は非常にシンプルです。
ThunderbirdにはESR版や通常Release、BetaやDailyといった様々なチャンネルがありますが、チャンネルは移行元と移行先で同一にしてください。異なるとエラーが出る可能性があります。チャンネルの確認方法は後述します。

手順
解説環境:移行元PC Windws10 22H2, 移行先PC Windows11 24H2,Thunderbird バージョン141.0

移行元のパソコンで行う作業
Thunderbirdのチャンネル確認
まずはThunderbirdのチャンネルを確認します。
Thunderbirdのメニューバーから[ヘルプ]→[Thunderbirdについて]をクリック。
メニューバーは altキーを押すことで表示されます
![Thunderbirdのメニューバーから[ヘルプ]→[Thunderbirdについて]](https://i0.wp.com/unno-log.com/wp-content/uploads/2025/07/683a80f044f1186bd6a7b696bef15f90.webp?fit=1512%2C766&ssl=1)
![[Thunderbirdについて]の画面](https://i0.wp.com/unno-log.com/wp-content/uploads/2025/07/1.webp?fit=1692%2C952&ssl=1)
上の画像だとReleaseチャンネル、つまり通常版です。移行先のPCにインストールするThunderbirdもReleaseチャンネルにしておきます。
Extended Support Releaseなら移行先もそれに。BetaやDailyも同じです。Betaを使う人はほぼいないと思いますが…
プロファイルフォルダーの場所の確認とバックアップ
次に、古いPCのThunderbirdデータの場所を確認し、取り出す必要があります。
データ場所の確認方法は、Thunderbirdのメニューバーから[ヘルプ]→[トラブルシューティング情報]を選択し

[プロファイルフォルダー]の「フォルダーを開く」をクリックします。

以下のようなフォルダーが開きます。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\(xxxxx).default-release

階層が2つ上の「Roaming」内の「Thunderbird」フォルダー内に、すべてのアカウントの設定情報やメールが保管されています。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird

この「Thunderbird」フォルダーを丸ごとバックアップして、新しいPCに移せばOKです。
「Roaming」フォルダは隠しフォルダです。自分から見に行く場合、基本的にはフォルダーオプションから隠しファイルの表示設定(以下の画像参照)をしないと見れません。

設定で「メッセージの保存先」を別ディレクトリに変更している場合は、そのフォルダーもバックアップしておきましょう。
移行先のパソコンで行う作業
移行先のパソコンにThunderbirdをインストールし、起動だけはしておきます。アカウント設定はなしでOKです。
先ほどと同じ手順で「トラブルシューティング情報」→「プロファイルフォルダー」の場所を選択して、データの場所を確認します。

「Thunderbird」フォルダー一式を丸ごと、バックアップしておいたフォルダーと入れ替えます。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird
「アカウントの設定」で、「メッセージの保存先」を別ディレクトリに変更していた場合は、そのフォルダーも同じディレクトリ階層にデータを戻しておきましょう。
Thunderbirdの再起動すれば、移行元のパソコンのThunderbirdデータがすべて移行先のパソコンに復元されます。
ThunderbirdへのiCloudメールはひと手間かかるので注意
iCloudメールをThunderbirdに設定する際は、Apple Accountから新たにメール設定用パスワードを生成する必要があります。
Apple Accountのパスワードを何回入力しても設定はできないので、注意してください。
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