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GeForce RTX 5000シリーズ(Blackwell)に関する噂とリークまとめです。
"Blackwell"は、数学者 David Blackwell にちなんで名づけられました。
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GeForce RTX 5000シリーズの発売時期と価格
発売時期
RTX5000シリーズは 2024年末から2025年初頭の間に発表されるという説が有力です。(10月~1月?)
①ドイツのテックメディアHardwareLUXXは、 「2025年まで登場しないだろう」と報じています。
②YouTuberのMoore's Law Is Dead氏は、「2024年第4四半期に登場する可能性がある」とコメントし、情報を提供したリーカーによると、リリース時期は、RTX4000ラインナップの売上と、AMDの次期RDNA 4シリーズGPUとの競争戦略にかかっているそうです。
③X(Twitter)のスレッドで、リーカーのkopite7kimi氏は、2024年末にリリースされるかもしれないと推測しています。
ちなみに、RTX4000シリーズ無印は2022年9月、RTX4000 Superシリーズは2024年1月に発表されています。
価格
価格はこれまでと変わらず、相変わらずのぼったくり価格に設定されると予想されています。
RTX 5090が出るとなると、発売価格は現行世代のGeForce RTX4090と同じ1,599ドルになり、日本円では30万円前後になると思われます。
RTX5090の予想スペック
スペック | RTX 5090 | RTX 4090 |
---|---|---|
インターフェース | PCIe 5.0 x16 | PCIe 4.0 x16 |
メモリ | 36GB? GDDR7 | 24GB GDDR6X |
CUDAコア | 24,576基 | 16,384基 |
L2キャッシュ | 128MB | 72MB |
ブーストクロック | 2.9GHz | 2.52GHz |
アーキテクチャ | Blackwell | Ada Lovelace |
メモリバス幅 | 512-bit | 384-bit |
メモリバス帯域幅 | 1,536 GB/s | 1,008 GB/s |
現時点で出回っている情報
チップレット(MCM)設計
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RTX4000シリーズGPUはモノリシックダイ設計を採用していますが、モノリシックはすべての回路が同じダイ上に搭載されるため、プロセスルールの縮小による工夫でも限界があり、チップ全体のサイズが肥大化するという問題があります。
一方、RTX5000シリーズ GPUで搭載されると予想されているチップレット設計(MCM)では、インターポーザーを介して接続された個別のチップ (チップレット) を単一のパッケージにし、肥大化の解消、歩留まりの改善、プロセスルール混合使用ができるなどのメリットがあります。
ただし、コンシューマー向けにチップレット設計が採用されるのはハイエンドモデルのみで、ミドルレンジ、ローエンドGPUには引き続きモノリシック設計が使われる可能性があるようです。
GDDR7メモリ
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RTX 5000シリーズでは、最新のGDDR7メモリを採用すると予想されています。
ちなみに、GeForce RTX 4090のメモリ帯域幅は 1,008 GB/s で、これは前世代のRTX 3090 Tiと同じです。
それに対して、RTX 5090 のメモリ帯域幅は 1,536 GB/sと噂されており、52%も上がることになります。
GeForce 5090 のメモリバスについても、多くの噂が飛び交っています。
以前、kopite7kimi氏は、フラッグシップの Blackwell GPUには 512 ビットのメモリ インターフェイスが搭載されると述べています。しかし、リーカーはすぐに方向転換し、GeForce RTX 5090 には RTX 4090 や RTX 3090 Ti と同じ 384 ビット バスが搭載されると述べています。2024 年 3 月、彼は以前の発言を撤回し、 Blackwell ファミリーの最高級 GPU には 512 ビットのメモリ バスが搭載されると主張しました。
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リーカーによると、 GB203 と GB205 はフラッグシップ モデルと同じメモリ インターフェイスを持たず、代わりにそれぞれ 256 ビットと 128 ビットのバスに制限されるとのこと。
GPUのVRAM容量に関する情報はあまり出ていません。
RTX 5090には36GBのGDDR7メモリが搭載されるという噂がいくつかある程度です。
現行のRTX 4090は24GBのVRAM搭載なので、少なくともこれ以上にはなると思われます。
もう1つのハイエンド モデルについては、kopite7kimiが以前、GB203 カードのメモリは GB202 バリアントの半分になる可能性があるとコメントしています。
これが「マルチチップ パッケージ」ではないと仮定すると、理論上RTX 5080には12~18GBのVRAMが搭載されることになる。
新しいTSMC 4N プロセスコアとコア数増加
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NVIDIAは過去数世代のGPUで製造プロセスを更新し続けており、Blackwellシリーズは、TSMC5 製造プロセスに基づく TSMC 4N プロセスノードをベースにすると噂されています。
最近、kopite7kimi氏は、フラッグシップのGB202チップが、データ センター GPU 向けのチップである GB100 と同じ製造プロセスを採用することを確認しました。
以前のツイートで、kopite7kimi氏は、新GPUのGPC(グラフィックス処理クラスター)とTPC(テクスチャ プロセッサー クラスター )の数が大幅に増加することはないとポストしました。
さらに、panzerlied氏は、周波数が15%上がり、キャッシュが78%増量するほか、GeForce RTX5090ではスケールが50%向上し、CUDAコアが24,576 個に増加する可能性があるとポストしています。
PCIe 5.0とDisplayPort 2.1のサポート
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現行のRTX4000シリーズGPUはPCIe4.0で動作しますが、最上位のRTX4090ですらPCIe4.0 x8相当の帯域幅しか使用しません。
そんな現状ですが、RTX5000シリーズGPUがPCIe5.0をサポートするという噂が出ています。
RTX5090(仮)がどれくらいの帯域幅を使用するか次第ですが、余裕を持たせるという点では可能性はあるでしょう。
また、kopite7kimi氏は、「RTX5000シリーズGPUはDisplayPort 2.1をサポートし、前世代のDisplayPort 1.4よりも遥かに高い帯域幅、リフレッシュレート、解像度で動作するだろう」と予想しています。
まとめ
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リークの多くは ある程度信頼できる情報源からのものですが、当然ながら鵜呑みにはしない方がよさそうです。
笑える話ですが、RTX 4090は発表前に最大TDPが800Wであると噂され大騒ぎの事態になっていましたが、実際は450W TDPでした。
Nvidiaは、年末にRTX5000シリーズを発表するかどうかについて今のところ何もコメントしていません。
RTX5000番台を待ちきれないのであれば、RTX4070がコストパフォーマンスが良いためおすすめです。
※本記事は、海外サイトXDRの記事「Nvidia GeForce RTX 5000 series: All of the rumors so far」を意訳したものです。