
「なんで突然ボクシングの記事書いてるんだ?」と思われそうですが、私はボクシング観戦も好きです。統一性無いですがご容赦ください。
今回は、日本が世界に誇るプロボクサー、モンスターこと井上尚弥選手(以後、敬称略)について語ります。
井上尚弥は年々世界からの評価が上がっています。
どんな評価を受けているのか、わかりやすくまとめてみます。
井上尚弥の基本情報
井上尚弥の基本情報は以下の通り。
井上尚弥 | |
通称 | Monster(モンスター) |
生年月日 | 1993年4月10日 |
身長 | 165cm |
出身 | 神奈川県座間市 |
スタイル | 右ボクサーファイター |
階級 | スーパーバンタム級 |
バンタム級・スーパーバンタム級で4団体を統一済み | |
戦績 | 29戦29勝0敗26KO(記事公開時) |
リング誌 PFPランキング最高位 | 1位 |
井上尚弥は「日本ボクシング史上最高傑作」と評されています。
井上尚弥のボクシングの特徴
井上尚弥のボクシングの特徴は、総合力の高さと適応力にあります。
パワー、スピード、ディフェンス力、スタミナすべてトップクラスで、しかもリングIQが高いので相手の動きのクセと弱点を早い段階で把握します。先読み力もすごいです。
ほとんどの相手は防戦一方になってボコボコにされています。
個人的に井上尚弥の一番のすごさは、ディフェンス力にあると思っています。
試合後のボクサーの顔はパンパンに腫れていたりひどいアザができていますが、井上尚弥の顔は「試合なんてしていない」ような綺麗な顔です。相手のパンチをもらっていない証拠です。
リング誌のPFPランキングで常に1位か2位
記事公開時は、リング誌のPFP(Pound for pound)ランキングで2位についています。

https://ringmagazine.com/en/pound-for-pound
PFPは、簡単にいうと「階級を考慮しない強さランキング」です。
重量抜きにして、純粋にボクサーとしての価値、強さがどれくらいなのか評価したものです。
PFP1位というのは、プロボクサー誰もが憧れるものすごい名誉です。
日本人でPFP1位の評価を受けたことがあるのは井上尚弥だけです。
現在、他の日本人選手では中谷潤人が9位にランクインしています。ランクインするだけでも快挙なのですが、1位となるともはや偉業です。
2階級で4団体統一
井上尚弥は、バンタム級とスーパーバンタム級の2階級で4団体を統一しています。
4団体統一とはどういう意味かというと、
まず、現在のボクシング界にはWBA、WBC、IBF、WBOの主要4団体があり、各団体が「世界タイトルマッチ」と認定した試合で勝てば「世界王者」になれます。そこで各団体の王者同士が戦う「王座統一戦」で勝利した方の王者が、ベルトを追加で持つことになります。
最終的に全ての団体の王者に勝てば、1人で4団体(4本)のベルトを持つことになります。これが「4団体統一」です。
井上尚弥はバンタム級とスーパーバンタム級の2階級で4団体を統一しています。
世界のボクシング史でこれを達成しているのは井上尚弥含めてたったの3人です。