Intel Mac環境のParallels 18/17にWindows11 24H2のインストールができない不具合
Mac向け仮想マシンソリューションParallelsで、最新のWindows11 24H2のインストールができない不具合が報告されています。
実際に私の環境(MacBook Pro Mid2015 15inch,Sequoia15.2 Beta3,Parallels 19)でも発生しました。
Windows11 24H2のセットアップをしていくとインストール先ドライブの選択画面が出てきますが、ここに何も表示されません。
フルディスクアクセスの設定やらいじってみましたが改善されず、調べたらParallelsの不具合だったわけです。
これはParallels社も認識しており、Intel MacでParallels 18/17を使用していると発生するようで、同社は修正に向けて取り組んでいるとのことです。
Parallels 19でも発生
私の環境はParallels 19で対象外のはずですが、同じ問題が発生しています。
解決策は3つ
Parallels 20にアップグレード
Parallels バージョン20.1.2では、この問題は発生しませんでした。
Windows11の構成を変更する
- Parallels Desktopを開く
- Dock の Parallels アイコンを右クリックします。
- コントロールセンターを選択します 。
- 新しい仮想マシンのインストールを開始する
- Parallels Desktop コントロール センターの[+] (プラス) ボタンをクリックします 。
- インストール方法を選択
- DVD またはイメージから Windows または別の OS をインストールするを選択します 。
- 「続行」をクリックします 。
4. Windows 11 24H2 ISOに移動します
- Windows 11 24H2 ISOイメージが自動的に認識されない場合は、ダウンロードしたISOファイルに手動で移動し、「続行」をクリックします。
5. Windows ライセンス キー
- Windowsライセンスキーをお持ちでない場合は、ライセンスキー要求のボックスのチェックを外して「続行」をクリックしてください。
- インストールする Windows エディションをリストから選択し、「完了」をクリックしてから「続行」をクリックします。
6. 名称および所在地
- 「名前と場所」ページで、インストール前に必ず「設定をカスタマイズ」にチェックを入れ、 「作成」ボタンをクリックしてください。
7. Windows 11 の構成
- [ハードウェア]タブを選択し、[ハード ディスク]を選択して、[詳細設定] をクリックします。
- 場所をSATA 0:3に設定し、OKを押します。
- 構成ウィンドウを閉じて「続行」をクリックし、 Windows 11 のインストールを開始します。
Windows11 23H2のISOイメージを使う
Windows11 23H2ならこの不具合は発生しませんが、
23H2のISOイメージは、Microsoftのサイトからは既にダウンロードできなくなっているので、UUP Dumpを使うことをおすすめします。
UUP DumpはWindows 10 / 11 のイメージを入手可能にするウェブサービスで、公式には配布されていないインストールイメージを入手に役立ちます。
現時点で最新の23H2ビルドは Windows 11, version 23H2 (22631.4541) amd64で、以下のリンクからISO作成用のスクリプトをダウンロード可能なので、こちらのやり方のほうがいい人は使ってみてください。
https://uupdump.net/selectlang.php?id=f3691231-0586-44d5-859b-e25f5eb9cfb7
私はUUP Dumpを使って上記ビルドの23H2 ISOを作成し、セットアップを進めたら問題がひとまず解決しました。
続報があれば本記事で更新します。
自分で確認したい方は、ParallelsのKnowledge Baseの記事をブックマークしておくといいかもしれません。
Windows 11 24H2 Installation Issues on Parallels Desktop 18 and 17 on Intel Macs