Microsoftが2023年5月23日(現地時間)、Windows10 22H2を対象にプレビュー更新プログラムKB5026435を公開しました。
既知の不具合があるため注意が必要です。
詳細は以下。
対応バージョン
- Windows10 22H2
インストール方法
Windows Updateから行えます。
- 設定
- 更新とセキュリティ
- Windows Update
- 更新プログラムの確認
KB5026435による変更点
- 新機能:Windows 10タスクバーの検索ボックスのエクスペリエンスが改善されました。上部、下部、標準、または小さいアイコンのタスク バーがある場合は、検索ボックスが表示されます。これを使用すると、Windows や Web からアプリ、ファイル、設定などに簡単にアクセスできます。検索ハイライトなどの最新の検索更新情報にもアクセスできます
- 新機能:最大3つの優先度の高いトースト通知が同時に表示されるようになりました
- IE モードサイトのタブ設定へのアクセスに影響する不具合を修正
- 多機能ラベルプリンターのインストールに失敗する不具合を修正
- タッチキーボードが現在の入力スコープに基づいて正しいレイアウトが表示されない場合がある不具合を修正
- タッチキーボードを開けない場合がある不具合を修正
- アプリインストーラーがMSIX アプリの更新に失敗することがある不具合を修正
- 「メモリ リソースが不足しています」または「システム リソースが不足しています」のエラーが出てSMB共有フォルダーにアクセスできない不具合を修正
- Azure Virtual Desktop (AVD) を使用するときにローカルセキュリティ機関サブシステム サービス (LSASS) の動作が停止する不具合を修正
- Credential Guard有効の状態で、保存されているローカルユーザーアカウントの資格情報を使用すると、エラーメッセージ「2147943726 : ERROR_LOGON_FAILURE 」でスケジュールされたタスクが起動しない不具合を修正
- 記憶域スペース ダイレクト (S2D) クラスターがエラーコード1326でオンラインにならないことがある不具合を修正
- Windows PowerShell のクラス定義を含むファイルがドットソーシングに失敗する不具合を修正
- Windowsライセンス認証用のMicrosoft Indiaのサポート電話番号が変更
- モバイル デバイス管理 (MDM) を備えたクライアントに、PublishDfsRoots ポリシーが正しく適用されない不具合を修正
- 特定のモバイル プロバイダーの国際モバイル加入者 ID (IMSI) の範囲が変更されます
- Windowsファイアウォールで、[キャプティブ ポータル アドレス] オプションを選択した場合に発生する、キャプティブ ポータルの IP アドレスへの接続の不具合を修正
- Azure Active Directory (Azure AD) に参加しているデバイスに、Windowsファイアウォールが正しいドメインとプロファイルを適用できない不具合を修正
- セキュア ブートを有効にすると発生する、署名されたWindows Defender Application Control (WDAC) ポリシーがセキュア カーネルに適用されない不具合を修正
- 大規模な再解析ポイントに影響を与える可能性がある問題に対処します。NTFS を使用してアクセスすると、停止エラーが発生する場合があります。この問題は、キャンセルされた FSCTL Set 操作によって再解析タグが変更された後に発生します。
- システム言語が中国語または日本語の場合に、一部の音声認識アプリが特定の単語を認識しない場合がある既知の不具合を修正
KB5026435の不具合情報
特定の環境で新しいMicrosoft Edgeに置き換わらない不具合
カスタム オフライン メディア、またはカスタム ISO イメージから作成された Windows インストールのデバイスは、この更新プログラムによって Microsoft Edge 従来版 が削除され、新しい Microsoft Edge に自動的に置き換わっていない可能性があります。
この問題は、2021年3月29 日以降にリリースされたスタンドアロンのサービス スタック更新プログラム (SSU) を最初にインストールせずに、この更新プログラムをイメージにスリップストリームすることで、カスタムオフラインメディアまたは ISO イメージが作成された場合にのみ発生します。
解決策
- 以下のコマンド ライン (KB5000842 のパッケージを例として使用) を使用して、msu から cab を抽出します: expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <コピー先のパス>
- 次のコマンド ラインを使用して、以前に抽出した cab から SSU を抽出します: expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <コピー先のパス>
- 次に、この例では、SSU-19041.903-x64.cab という名前のSSU cab を得られます。 このファイルを最初にオフラインイメージ、次に LCU にスリップストリームします。
影響を受けるカスタムメディアを使用してOS をインストールしてこの問題が既に発生している場合は、新しいMicrosoft Edgeを直接インストールすることで、この問題の発生を軽減できます。
ビジネス向けに新しい Microsoft Edge を幅広く展開する必要がある場合には、「ビジネス向けに Microsoft Edge をダウンロードして展開する」をご覧ください。