
Windowsには[高速スタートアップ]という機能があります。
これは、Windowsの終了時にメモリーやCPUの状態を保持することによってWindowsの起動を高速化する機能です。Windows の標準設定では有効になっています。
便利な機能ですが、その一方でこの機能には「次回の起動時も、前回終了時と同じ環境でなければいけない」という動作条件があります。
PCのシャットダウン時に接続していた機器を取り外したり起動前に別の機器を接続したりすると、シャットダウン時と環境が異なってしまうため整合性が取れなくなり、Windowsが起動しなかったり起動しても機器が認識されなかったりといった不具合が出ることがあります。
最近のパソコンは ほとんどがSSD搭載なので、高速スタートアップを使わなくても十分高速です。
不具合の元となる機能をわざわざオンにしておくのもイヤなので、無効にしてしまいましょう。
高速スタートアップを無効にする手段は①ターミナルと②画面操作の2つがあります。
これから順番に解説していきます。
解説環境はWindows11 24H2です。
ターミナルで高速スタートアップを無効にする

①「 スタート」メニューを右クリックし、 「Windows ターミナル (管理者)」を選択します。
②「Windows ターミナル」で、 「powercfg /h on 」または「 powercfg /h off 」と入力し、高速スタートアップをオンまたはオフにし、「Enter」キーを押します。
クリック操作で高速スタートアップを無効にする | Windows11
スタートメニューをクリックし、[電源プランの選択]と入力して検索結果に表示される[電源プランの選択]をクリックします。以下の写真のように表示されます。
![スタートボタンをクリックして[電源プランの選択]をクリック](https://i0.wp.com/unno-log.com/wp-content/uploads/2025/04/1-2.webp?w=920&ssl=1)
電源プランの画面が表示されます。左上にある[電源ボタンの動作を選択する]をクリックします。

[現在利用可能ではない設定を変更します]をクリックします。

「シャットダウン設定」にある、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」をクリックし、チェックを外します。
「高速スタートアップを有効にする(推奨)」をクリックし、チェックを外します。
「変更の保存」ボタンをクリックします。
画面操作で高速スタートアップを無効にする | Windows10
「スタート」ボタン「スタート」ボタン→右上の「すべてのアプリ」→「Windows ツール」の順にクリックします。