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Apple 雑記

Appleに申請してiPhone(遺品)のアクティベーションロックを解除した

iPhone SE 3世代を貰ったが...アクティベーションロックがかかって使えない

とある経緯で、遺品のiPhone SE 第3世代を手に入れました。

しかし、アクティベーションロックがかかっていて使えない。

アクティベーションロックのかかったiPhone SE 第3世代

相続人のご夫婦は90代で、パスコードもApple IDパスワードもわからない状態です。

Apple IDに登録されている電話番号とメールアドレスは特定ができましたが、前者はすでに回線廃止済、後者はアクセスする手段がなくパスワードリセットが不可能で詰んでいる状態です。

最終的にアクティベーションロックは解除できたものの、少し手間と時間がかかりました。

今回は、その顛末を書きたいと思います。

Appleにサポートに相談

まずAppleサポートに相談しました。

結果、

  1. 相続人が電話に出てもロック解除はできない
  2. 故人の死亡証明書があってもロック解除はできない
  3. ロック解除には購入証明となるものが必要(IMEIまたはシリアル番号が記載されていること)

と言われました。

医師の検印がある死亡証明書をもってしても応じられないとは、、厳しいです。

故人はドコモで契約していたようで、相続人の承継手続きは済んでいるようです。

ありがたいことに相続人の方が色々とご協力してくれ、一緒にドコモショップに購入証明書面発行を相談しに行きました。

結果、契約時の書面の再発行は可能とわかりましたが、原則再発行しないものであるためドコモ本部(?)に事情を報告&リクエストして承諾を得る必要があり、2日後に再度来店することになりました。

そして2日後、以下の「5Gサービス契約申込書」含む契約時の書類を再発行してもらえました。

5Gサービス契約申込書

つまり、契約時の書類がすべて再発行されたかたちになります。

ですが、この書面でもIMEIとシリアル番号(製造番号)は記載されないようで、

店員さんが「Appleに伝わるように」と店舗印と店員印の押印と、製造番号を書いてくれました。

ドコモでの手続は以上です。便宜を図ってくれた店員さんに感謝です。

Appleサポートに再度連絡

9/4、Appleサポートに連絡し「デバイスのロック解除に関するサポートをリクエストする」のページを案内されました。

ここから手続きを進めていく流れになります。

Additional Support - Activation Lock (apple.com)

自分の連絡先と、シリアル番号や事情の説明を入力し、購入証明書をアップロードして送信します。

9/6 15:45、Appleからアクティベーションロック解除リクエスト受理のメールが届き

Appleからのアクティベーションロック解除申請確認のメール

9/8 7:55、Appleからアクティベーションロック解除リクエスト承認(許可)のメールが届きました

Appleからのアクティベーションロック解除申請承認のメール
アクティベーションロック解除されたiPhone SE 第3世代

リクエストが承認された後にセットアップをやり直したら、普通に使えるようになりました。

まとめ

アクティベーションロックを解除するには、確度のある購入証明書をAppleに提出し審査を受ける必要があります。

アクティベーションロックは盗難に遭ったAppleデバイスを保護し、当該端末の転売を防ぐ趣旨で作られた機能です。

簡単に解除できたら意味がないわけで、今回のように遺品でもアクティベーションロック解除をするにはある程度手続きが必要です。

ちなみにAppleのサポート曰く「遺品のロック解除リクエストの電話は多い」とのこと

iOS15とmacOS Monterey以降では、設定画面から故人アカウント管理連絡先を設定することが可能です。

Apple ID の故人アカウント管理連絡先を追加する方法 - Apple サポート (日本)

この設定をすると、遺品となったiPhoneやMacBookを、相続人に形見として使ってもらえるので、時間がある方は設定しておくことをお勧めします

アクティベーションロック強制解除ツールってどうなの?

この記事にたどり着いた人のなかには、自分でアクティベーションロックできないか探している人も多いと思います。

世の中にはアクティベーションロック解除(バイパス)ツールなるものが存在しており、5,000円程度でロック解除できるようですが、私はおすすめしません

というのも、それらを使って解除した場合、iCloudサービスを利用することができないからです。

iCloud利用できないApple製品に価値はありませんから、そんなツールに手を出さない方がいいです。

今回の記事は以上です。




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