MacBook Proではグラフィックが自動で切り替わってしまう
一部のMacBook Proは、統合型グラフィックスとディスクリートグラフィックスの2基を搭載していて、その 2 基を切り替えてグラフィックスのパフォーマンスを最適化しています。
※統合型グラフィック(Intel HD Graphicなど)をiGPU、ディスクリートグラフィック(Radeon R9 M370Xなど)をdGPUとも呼ぶことがあります。
標準では「グラフィックスの自動切り替え」オプションが有効になっており、実行中のアプリケーションに最適なグラフィックスシステムに自動的に切り替わります。このオプションを使うと、バッテリーが少し長持ちします。
私はMacBook Pro Mid2015 15inchを使っているのですが、Parallelsを起動するとdGPU(Radeon R9 M370X)が稼働してしまいます。
macOSのシステム設定で「内蔵グラフィックの自動切り替え」をオフにしても、それはdGPUを常時稼働させるかどうかの設定値でしかなく、
パフォーマンスが求められる場面ではどうしてもRadeonが稼働してしまいます。そういう仕様です。
しかし、Radeonをオフにしたい。
それを実現してくれるのが、「gfxCardStatus」です。
このソフトを使うと、dGPUが強制的にオフになります。
セットアップは非常に簡単で、ダウンロードして実行するだけです。日本語にも対応しています。
起動するとメニューバーに「i」のマークがつきます。ここから内蔵グラフィックの動作をワンクリックで変更できます。
「単体グラフィックのみ」にチェックを入れると、Radeonはオフになります。
macOS Sequoiaでも動作しました。
RadeonやGeForceをどうしても無効にしたい場面がある人は、gfxCardStatusを使ってみてください。