Windows10のパソコンで、SMBファイル共有や、古いNASを使ったファイル共有ができないときの解決方法をまとめました。
解説環境:Windows10 Pro 22H2
パブリックネットワークになっていないか確認
まずは初歩的な部分ですが、ファイル共有をするには、プライベートネットワークになっている必要があります。
接続中のネットワークのWindows設定がパブリックになってしまっていないか確認をしましょう。
Windowsのタスクバーのネットワークアイコンをクリックし、接続済みネットワークをクリックして
接続中のイーサネット(もしくはWi-Fi)をクリックします。
ネットワークプロファイル設定画面で「プライベート」にチェックを入れます。
単純に、ネットワークがパブリックになっていたのが原因でファイル共有できない場合は、上記操作で解決します。
それでも駄目な場合は、以下。
ファイル共有設定を見直す
ファイル共有の設定が何らかの拍子に無効になっていないか、確認をします。
無効になっていると、ネットワークからパソコンが隠れてしまいます。
ファイル共有の設定を開くには、スタートメニューをクリックし、コントロールパネルを起動して
「ネットワークとインターネット」をクリックします。
「ネットワークと共有センター」をクリックし、
「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
「プライベート」のタブで、「ネットワーク探索を有効にする」にチェックが入っていることを確認します。
パスワードなしのファイル共有をしている場合は、下にある「パスワード保護共有を無効にする」にチェックが入っているか確認をして「変更の保存」をクリックします。
SMB1.0を有効にする
Windowsのファイル共有にはSMBプロトコルが採用されていますが、Microsoftは、セキュリティ上のリスクから、バージョン1709よりSMB1.0を既定で無効化しています。
無効化されていても、コントロールパネルから再び有効にすることは可能です。
コントロールパネルを開き、「プログラム」をクリックします。
「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
出てきたウインドウの「SMB1.0/CIFSファイル共有のサポート」チェックを入れ、OKをクリックします。
Windowsの再起動が求められるので、一度パソコンを再起動しましょう。
SMB1.0が原因の場合は、これで再びファイル共有ができるようになります。
それでもだめな場合は、以下。