当サイトの記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

Windows

【2024年版】TPM非搭載の古いPCをWindows10から11 23H2にアップグレードする方法

2024年12月3日更新:本記事の手法でWindows10 22H2 ビルド19045.5131からWindows11 23H2にアップグレード可能なことを確認しました。

TPM2.0非搭載、非対応のPCをWindows10から11 23H2へ無料でアップグレードする方法を解説します

古いPCでもOK!プログラミング不要で、ほとんどが待つだけの作業です!

23H2へのアップグレードは現在でも可能

Windows11 24H2へのアップグレードがMicrosoftに対策されてしまったようです。

時間の問題で、海外の有志が24H2対応のツールをリリースすると思います。それを待ちましょう

23H2のWindows11 ビルドを使ったアップグレードは現在でも可能です。この記事ではその方法をご紹介します。

ちなみに、Windows11 23H2のサポート期限は2026年11月10日です。当分は安心して使えます。

24H2へのアップグレードは現時点では不可能な模様

先に述べましたが、この記事の手法がWindows11 24H2では対策されています。

「セットアップで重大なエラーが発生しました。エラーコード0x800700C1 - 0x40008」が表示されるようになってしまいました。

「セットアップで重大なエラーが発生しました。エラーコード0x800700C1 - 0x40008」

24H2では非公式ツールも使えない

以下を試してみたのですが、24H2にはアップグレードできませんでした。

  1. Windows Update経由の24H2アップグレード→失敗
  2. Windows Insider登録してからのアップグレード→失敗
  3. Flyby11 0.16を使ったアップグレード→失敗
  4. Windows11 Upgradeツール(非公式)を使ったアップグレード→失敗

Windows11 Upgradeツール→https://github.com/coofcookie/Windows11Upgrade

Flyby11の画面

Flyby11→https://github.com/builtbybel/Flyby11

したがって、現時点ではWindows11非対応のPCを24H2にアップグレードすることはできません。

時間の問題で、海外の有志が24H2対応のツールをリリースすると思います。それを待ちましょう

余談ですが、MacではOpenCore Patcherというツールを使うことで古いMacに最新macOSを入れることができます。海外の有志の技術力はすごい...。

作業の流れ

流れは以下の通りで、

  1. UUP DumpからWindows11 23H2の構成ファイルをダウンロード
  2. ダウンロードしたスクリプトを実行してWindows11 23H2のISOを作成
  3. ISO内のappraiserres.dllの中身をメモ帳などで編集する
  4. Windows11セットアップを実行してアップグレード

UUP Dumpは、Windows 11/10のインストール用ISOファイル作成のスクリプトが入手できる海外のサイトです。ダウンロードしたスクリプトを実行することにより、ISOファイルをダウンロードすることができます。

作業のほとんどは待つだけで、パソコンと回線がしっかりしていれば、1時間程度で終わります。

UUP DumpからWindows11 23H2の構成ファイルをダウンロード

UUP DumpというサイトからWindows11の構成ファイルをダウンロードします。

ビルドは23H2の一番新しいものを選びます。

今回はビルド22631.4541を、言語日本語、エディションはHomeとProにチェックを入れてダウンロードします。

https://uupdump.net/download.php?id=f3691231-0586-44d5-859b-e25f5eb9cfb7&pack=ja-jp&edition=core;professional

「ダウンロードパッケージを作成」をクリックします。

UUP Dumpのダウンロード画面

ダウンロードしたフォルダを展開(解凍)して、「uup_download_windows」のコマンドスクリプトを管理者として実行します。

「uup_download_windows」のコマンドスクリプトを実行

Windows Defenderにブロックされます。「詳細情報」をクリックして

Windows Defenderの詳細情報をクリック

実行をクリックします。

Windows Defenderの実行をクリック

Windows11のISOファイル作成が始まります。はじめは実行していいか聞かれるので「R」を入力してエンターキーを押しましょう。

スクリプト実行の確認

ここからはFinished.が表示されるまで待つだけです。パソコンの処理性能次第ですが、遅いと1-2時間かかるかもしれません。

終われば以下のように「Finished. Press 0 or q to exit.」と出ます。

UUP Dump Windows11 ISO作成完了

UUP Dumでダウンロードしたフォルダの中にISOファイルが作成されているはずです。7-Zipを使って展開します。

7-Zipのダウンロードはこちらから可能です。

https://7-zip.opensource.jp/download.html

※注意 7-Zipは最近、脆弱性が発見されています。この機会に最新バージョンをインストールすることをおすすめします。

7-Zipを使った展開は、ISOを右クリックして7-Zip→展開 をクリックすればOKです。

7-zipを使ってISOファイルを展開
7-zipを使ってISOファイルを展開

「sources」フォルダ内にある「appraiserres.dll」をどこかにコピー(念のためバックアップ)してから、メモ帳かワードパッドで開きます。

appraiserres.dllをメモ長で開く

「システムファイル(.dll)を開こうとしています」の下にある「アプリを表示」をクリックして、メモ帳かワードパッドをクリックします。

「システムファイルを開こうとしています」の画面
「システムファイルを開こうとしています」の画面

「appraiserres.dll」の中身を空にして上書き保存します。

appraiserres.dllを空にして上書き保存

作成されたISOファイルの中にある「setup」を実行して、Windows11のセットアップを進めます。

ユーザーアカウント制御で「はい」をクリックします。

ユーザーアカウント制御画面

Windows11セットアップが起動します。

ここからは、「次へ」などの進めていくボタンをクリックしていけばOKです。

Windows11セットアップ画面
Windows11セットアップ 利用規約同意画面
Windows11セットアップ インストール準備完了画面

メディアの作成等色々処理がされ時間がかかるので、PCは放置で問題ありません。

Windows11のインストール中、パソコンは何回か再起動します。気長に待ちます。

Windows11インストール中の画面
Windows11インストール中の画面
Windows11インストール中の画面

アップグレードが完了し、Windows10からWindows11 23H2 ビルド22631.4541になりました。

Windows11 23H2 ビルド22631.4541

うまくいった人はこの記事のコメント欄で報告と環境を教えてもらえるとありがたいです!

10日以内ならWindows10にダウングレード可能

問題発生した場合は、10日以内であればWindows10に戻すことが可能です。

設定を開いて、システム→回復→復元と進むだけで簡単にでき、多くのデータはそのまま残ります。

Windows10復元画面

10年以上前のパソコンは買い替えも検討を

こんな記事を書いてあれですが、2025年になろうとしているのにメモリ4GBとか、ハードディスクとかのPCを使うのは流石におすすめできません。

第13世代Core i3/8GB RAM/512GB SSD/Windows11の構成のノートパソコンなら5万円台で買えます。

ブラックフライデーセールで5%安くなっているので、興味のある人は見てみてください。

Lenovo ノートパソコンIdeaPad Slim 3 15.6




-Windows
-,

© 2024 UNNO LOG